フレキシブルな営業をする「焼肉ガーデンKOKORO」を訪ねてみた。

TOM
久しぶりの焼肉だ~!いただきまーす!
SARA
ちょっと!まだそのお肉、焼いてないわよ!
TOM
え?僕は生のままいっちゃうよ?
SARA
・・・こういう所でクマ感出さないでよ・・・

 

この記事は約6分で読めます。

 

大垣市墨俣町にある「焼肉ガーデンKOKORO」をご存知だろうか。
A5ランクの和牛をリーズナブルに食べることができる焼肉屋さんだ。今回は焼肉ガーデンKOKOROの取締役を務める入佐 誠(いりさ まこと)さんにお話を伺った。

 

 

今回のツムギポイント!
  1. 縁と真心に導かれて
  2. 岐阜への移住
  3. リーズナブルにA5和牛を提供するお店
  4. 焼肉ガーデンKOKOROの力作メニュー
  5. モットーは”自由に”

 

 

①縁と真心に導かれて

 

焼肉ガーデンKOKOROは、広島県出身の入佐さんがお兄様と一緒に始められた飲食店だ。株式会社たてよこななめが運営している焼肉屋さんで、2023年12月にオープンした。

 

「元々僕は16歳から飲食店に勤め始めたんですが、一番最初は懐石料理だったんですよ。その後、居酒屋、ラーメン屋、定食屋といろいろなお店で10年間ぐらい飲食業をやりました。」

 

オープン4ヶ月目の時に取材に伺った。とても洗練された店内でランチから焼肉を楽しむことができるお店だ。まずは可愛らしい店名の由来から尋ねてみた。

 

「店名は、兄に考えてもらいました。初めは”縁”というワードが思い浮かんだみたいです。兄も僕も広島から岐阜に出てきて、兄は7年も岐阜で過ごしていますが、それも人との繋がり、ご縁のおかげだからと思い浮かんだみたいです。そこから発展して、人付き合いは結局心だよねという話になって。心意気とか、真心の”心”からKOKOROになりました。」

 

以前からお兄様とお二人で何かお店をやりたいなという話がぼんやりとあったのだという。

 

「兄はカフェの会社で勤務経験がありました。広島の一等地とかホテルに入ってるカフェとか、渋谷や銀座とかにあるようなカフェで経験を積んでいます。前々からいつか兄弟で一緒にお店をやりたいねっていう話をしていたのですが、具体的に本当に誘われるようになったのが2年前くらいからです。兄がこの物件を見つけて写真が送られてきたんです。」

 

そうしてオープンした焼肉ガーデンKOKOROには、名前の通り大きなお庭がついている。物件写真を見て、お庭に心奪われて場所を決定したのだそうだ。これからも楽しいイベントを企画したいのだと構想を話してくれた。

 

 

 

 

②岐阜への移住

 

お兄様がいるとはいえ、初めて訪れる岐阜の地で仕事をすることに不安はなかったのだろうか。行動力と決断力が凄まじい入佐さんは、それまでの日常よりも、岐阜での新しい生活の方が面白そうさだと感じ決意したという。

 

「将来的に考えたら、どっちの方が面白いかっていったら多分こっちの方だと思うので、岐阜に行く事を決めました。地元を離れる事に少し躊躇しましたけど、決意しました。」

 

取材中にこのお話に驚き、「リスクではなく面白さで判断されたんですか?」と質問をしてみたところ「いつも僕はそれで判断してます。」とのきっぱりしたご回答をいただいた。

 

そうして岐阜へ移住し、焼肉ガーデンKOKOROをオープンされた入佐さん。お兄様のお知り合いやご縁もあり、お客様にも恵まれている様子だ。

 

 

 

 

③リーズナブルにA5和牛を提供するお店

 

入佐さんは、国産のA5ランク和牛をリーズナブルに提供することに力を入れている。ランチ焼肉もできる焼肉ガーデンKOKOROは、カルビランチを1,320円、ハラミランチを1,738円で提供している。(取材当時)入佐さんは質の良いお肉をリーズナブルな価格でお客様に提供することを重視しており、特定のブランドには縛られないフレキシブルさを持っている。

 

「焼肉ガーデンKOKOROのオープン時にはいろんなお肉屋さんと打ち合わせをしたんですけど、今はメインを1社に決めました。ただ飛騨牛など特定の銘柄にはこだわってないんです。銘柄には縛られず柔軟になって、その分ちょっとでもお客様にサービスができるんだとしたら、そっちに力を入れた方がいいかな、と考えています。」

 

こうして安価なA5ランク焼肉を実現させた入佐さん。美味しいお肉がたくさんある岐阜で、いかにして自分の焼き肉屋さんを続けていくのか模索をしたという。

 

「岐阜の焼肉屋さんはみんなどこも強いので勝てる!とは思っていなかったんです。あとは老舗の焼肉屋さんもたくさんあって。そういうお店と僕たちが普通に勝負して勝てるかって言ったらそうではないと思っています。だからもっと自由度を高くするというコンセプトでやっています。従来の焼肉屋さんを目指さないんです。もちろん質のいいお肉を仕入れていますけど、でもブランドにとらわれないのはそういう考えのもとです。」

 

 

 

④焼肉ガーデンKOKOROの力作メニュー

 

自由度の高い焼肉ガーデンKOKOROでは、麺類や自家製タレ、デザートなど入佐さんの自慢のメニューをいただくことができる。

 

独自性のある方法でメニューを開発しているのだそうだ。

 

「僕は、大体料理はビジュアルから作るんですよ。新しいメニュー何作ろうかなってなった時に、今この材料があるからコレを作ろうじゃなくて、なにかのインスピレーションから、この見た目で売りたいから作ろうっていう流れなんです。他の料理人さんの多くとは逆なんですよね。」

 

例えば焼肉ガーデンKOKOROの自慢スイーツであるティラミスは、まさにビジュアルから着想を得たそうだ。

 

「兄がティラミス好きなんです。それでSNSを使ってティラミスを検索したんです。その中で見つけた植木鉢のような器が気に入って、そこからティラミスを作ろうって考えて、制作を始めたんです。」

 

 

 

 

また焼肉ガーデンKOKOROでは、タレも入佐さんが作っている。お醤油ベースのタレにフルーツをブレンドするのが入佐さん流だ。今回の取材ではちょうど漬け込んでいる最中のタレを見せてもらうことができた。

 

「この醤油のタレをベースにキウイとかを入れていきます。キウイって甘みと酸味がちょうどいいんですよ。僕は、焼肉の決め手ってタレだと思ってるんですよね。」

 

と語りながら実際に漬け込んでいる最中のタレを見せていただいた。

 

さらに面白いのが麺メニューだ。入佐さんご兄弟がルーツのある広島のソウルフードをここ岐阜の地で食べることができるのが焼肉ガーデンKOKOROの大きなポイントのひとつだろう。

 

「今、”廣島つけ麺”を作ってるんですよね。全国的なつけ麺は魚介の豚骨みたいなものが多分メジャーだと思うんです。太麺で、麺もタレも両方あったかいみたいな。広島では、冷たい麺に冷たい醤油タレでつけ麺を食べるんですよ。そこに、辛味をたくさん入れる。材料は茹でたあと冷やしたキャベツと、きゅうり、チャーシュー、ネギが乗っています。冷やし中華みたいなイメージですね。」

 

と廣島つけ麺を紹介してくれた。岐阜の人たちには馴染みがなく、「賛否両論かもしれないですけれど」と楽しそうに話してくれた。

 

 

 

 

⑤モットーは”自由に”

 

ここまで焼肉ガーデンKOKOROの魅力をたっぷりと紹介していただいた入佐さんは、とても柔軟性のある方のような印象を受けた。

 

そこで座右の銘や大切にされている言葉を質問してみたところ、とても納得のお返事をいただいたので紹介したい。

 

「座右の銘、考えたことないですね。大切にしている言葉は……自由とか?面白いか面白くないかの判断基準だったら結構わかりやすいんじゃないかなって思っちゃいます。決断に迫られた時に、面白そうかそうじゃないかを考えて決めるんです。」

 

焼肉ガーデンKOKOROを運営する株式会社たてよこななめは、入佐さんのお兄様が社名のアイデアを発案されたのだという。こちらの由来について

 

「たてよこななめっていうのは、僕らが何にも縛られずに、どこにでも行けるようにっていう意味の名前なんです。兄からアイデアをもらった時に、めっちゃいいじゃん!って決めました。」

 

これまでの焼肉屋さんのイメージに縛られることなく、自分たちで制約を定めずに状況を見ながら柔軟に対応しつつ営業しているそうだ。晩ごはんのイメージが強い焼肉をランチからオープンし定食メニューを提供することで、現在すでに多くの女性や主婦のお客様も獲得している。

 

フレキシブルで行動力あふれる入佐さんのビジネスパートナーであるお兄様との仲の良さもよく感じることとなった今回の取材。

 

「ある程度感性が似てるんで、かっこいいかっこわるいとか、面白そうだなとかね。方向性はだいたい2人で揃う感じです。これちょっと取り入れてみようと思う、いいじゃん!っていう会話をしながら進んできました。」

 

と語る入佐さんは、これからもお兄様とお客様と、次々に新しい試みに挑戦されていかれるのであろう。

 

取材当時も焼肉ガーデンKOKOROには新しいアイデアや構想がたくさん飛び交っており、楽しそうな催しが誕生しそうな予感だった。

 

フレッシュでフレキシブル、さらにリーズナブルな焼肉屋さんで、あなたも心踊るひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。

 

 

 

 

焼肉ガーデンKOKORO

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