みなさまの幸せをサポートする「株式会社フェライズ」を訪ねてみた。

TOM
最近新作のデザートがたくさん出てるんだよね〜今日は何食べようかな〜
SARA
私もデザート大好き!私も食べる!どれにしようかしら〜
TOM
そういえばサラ、ちょっと太ったよね〜(笑)
SARA
酷い!思ってても言わないでよ!・・・なんてこと言うのよ・・・

 

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岐阜市須賀に本社を構える「株式会社フェライズ」をご存知だろうか。
福利厚生や美容サロンなど幅広い事業を行い、幸せの輪を広げていくことを目指す企業だ。本日は代表取締役の前田 華奈(まえだ かな)さんと、取締役の今井 章雄(いまい あきお)さんにお話を伺った。

 

 

今回のツムギポイント!
  1. 社名の由来は社長の理念
  2. 株式会社フェライズの事業4柱
  3. 女性社長としての心がけ
  4. 新事業のモデル事務所は?
  5. 今後の展望は?

 

 

①社名の由来は社長の理念

 

“フェライズ”という言葉は前田社長の大切にされている想いを掛け合わせた造語なのだそうだ。

 

「フェライズは造語で、私が勝手に作った言葉なんです。フェリスとライズを合わせました。フェリスはスペイン語で”幸せ”という意味です、そこにライズ”上昇”という二つを掛け合わせて、幸せの輪がどんどん繋がって上昇してひとつの大きな形になるといいなということで、フェライズという名前にしました。」

 

2020年に法人化されたという株式会社フェライズ。起業当時のことを前田社長は次のように話した。

 

「起業当時とはだいぶ変わりました。はじめはバランスボールからのスタートでした。第一子が生まれた時に、私は産後鬱になりかけたんです。気分が落ち込んだり、夫に対して苛立って八つ当たりをしてしまったり何に対しても意欲が湧かなくなったんです。このままじゃダメだと思い、とりあえず何か始めようと色々なところに行ったんです。私は小中学生時代に楽器を吹いていたので、3ヶ月の赤ちゃんを背負いながらママブランスバンドに入ったりとかもしました。いろんなところに行っている中でバランスボールを使った、産後トータルケアクラスというものがありました。受講してみて私はこれを地元に広めたいと思ったんです。講座のまだ2回目の時に、インストラクターになろうと決心したんです。最初は個人事業主としてスタートしたんです。産後のお母さんたちに向けて古民家を借りたり、カフェを借りたりして活動してました。」

 

出産前からお勤めをされていた会社に育休後は復帰するつもりでいたのだそうだ。お勤め先は大手企業で福利厚生なども整った安定した企業だったそうだ、しかし退職し起業した。相当な覚悟がいる決断だったのではないか。

 

「産後なかなか体重が戻らず、自分に自信が持てなかったんです。それに産後鬱で無気力だった私がバランスボールの講座に出会って、頑張ってみよう!と思えたんです。なので、インストラクターの資格を取って、会社を退職して起業すると家族に伝えました。始める時に両親に『いい会社を辞めて何をやりだすの!』と猛反対をされました。なので、自分なりにけじめとして、初めの1年で、会社員時代の月給を超える。もしも超えることができなかったら一般企業に就職します。と約束をして認めてもらいました。」

 

無謀とも思えるこの約束をなんと前田社長は果たしたのだそうだ。そしてこの株式会社フェライズがあるのだ。

 

 

 

 

②株式会社フェライズの事業4柱

 

株式会社フェライズは現在、福利厚生事業・痩身サロン・エスティックサロン・モデル事務所の4つの事業を行っている。

 

独自のメソッド を大切にしリバウンドなしで痩せることができるという痩身サロンについて質問してみた。

 

「痩身サロンは独自のメソッド を用いています。食事改善や運動の指導などを行います。プラスうちは遺伝子検査からスタートするので、遺伝子検査でその人の特徴を見て、その人に合わせて、その人の性格を見ながら、どうやったら痩せることができるかを考えています。なので、完全オーダーメイドのサービスを提供しています。うちは某有名痩身集中ダイエットに比べて費用5分の1でリバウンドなしです!」

 

幸せの相乗効果を狙う株式会社フェライズ。痩せることによってその先を手に入れてもらいたいという前田社長の願いは、実際にご自身の産後の経験によるものだそうだ。高身長なこともあり太って見えずらい前田社長は妊娠中に看護師さんに注意を促されることなく、自由に食事を続けていたところ20キロ体重が増えてしまったという。

 

「20キロ太ると本当に何もやる気がなくなるんです。おしゃれもしたくないし、動きたくもなくなるんです。日々を楽しいと思えないんです。なのでうちのサロンは痩せることが目的ではなく、その先を目指しています。あなたの人生を輝かせるための第一歩として一緒に痩せましょう!っていうところは、自分自身の体験に基づきますね。美しくなることによって自分に自信を持ってもらい笑顔になってもらうっていうのが私の喜びなんです。最初は産後のお母さんたちに向けての事業展開だったんですけど、産後のお母さんたちがきれいになって、生き生きとしていく所を見ていたら、産後に限らずもっと幅を広げたいなと思って、今の痩身サロンの形になっています。」

 

 

 

 

③女性社長としての心がけ

 

岐阜は女性経営者がとても少ない県であることで知られている。その中で株式会社フェライズを立ち上げ活躍される前田社長は、何名ものスタッフを抱えていらっしゃる。痩身サロンやエステサロンを経営する企業柄、女性のスタッフも多いのだそうだ。女性の働く環境を整えることにも貢献されている前田社長。運営の秘訣を伺ったところ意外な答えが帰ってきた。

 

「オタクを集めることです。(笑)さまざまな分野に情熱を持ったスタッフに活躍をしてもらうことでトータルビューティーを目指していきたいと考えているんです。うちのスタッフは本当に向上心があって、どうしたらお客様により良いサービスを提供できるかを常にスタッフ同士で考えてくれるんです。なので、私が指示するというよりは見守る役ですね。やっぱり社長なので舵取り役でなきゃいけないので、中には入り込まず、スタッフ一人ひとりを輝かせるために、どうプロデュースするかみたいなことを考えています。」

 

共に働くスタッフの腕と熱意を信頼しているからこその言葉だと感じた。

 

 

 

 

 

社長業を通じて培ったこの考えは子育てにも活かせていると話してくれた。

 

「子どもはまだまだ幼いですが、やはり一人の人間です。母親なのでどうしてもあれこれ手を出したくなりますが、こどもの人生なので、冷静になって俯瞰して見てあげるというのが大切なんだなって考えています。」

 

 

④新事業のモデル事務所は?

 

株式会社フェライズのモデル事業は、当記事の取材へ伺った1ヶ月前ほどに立ち上がった新しい事業。それでもすでに登録モデルは取材当時で20名ほど集まっていた。ここからは、現在最も力を入れているというモデル事業について質問をした。

 

「うちのモデル事務所は、学生モデルがメインになっています。一般的なモデル事務所とは少し違うのですが、所属しているモデルの子たちが社会のマナーであったり、企業とつながれるコミュニティとして発足しました。モデルをアルバイトとしてもできるっていうちょっと特殊な感じになってます。もちろんウォーキング、痩身やエステなどの講座を入れながらも、接客マナーや話し方、名刺交換の仕方とか、そういうのも全部講座にしていて、自分自身のステップアップに活用してもらいたいんです。ゆくゆくは企業とモデルのマッチングができたら面白いよねっていうモデル事務所です。」

 

若い女性が芸能界を目指す際に、自分が望まないようなことを強要されてしまう局面もある中で、自分の力で道をひらく事ができるような強さをもったモデルさんを育成することに力を入れているのだそうだ。

 

「学生モデルの子たちにどんな講座が欲しい?って聞いたら、確定申告の仕方を教えてほしいとかっていう答えがありました。なので、取り入れました。モデル事務所で確定申告の方法を学べるって面白いですよね。」

 

そう話す前田社長のお話に、従来のモデル事務所の殻を破る強いエネルギーを筆者は感じた。

 

 

 

 

 

⑤今後の展望は?

 

素晴らしい理念とパワーで会社を前に進める前田社長。今後の展望を尋ねると、とても素敵なご回答をいただいた。

 

「自分の人生を変えたいと思っている方に対して、こちらも本気で伴走させていただきます。というのがうちのサロンであり、会社の考えなんです。これは本当に壮大な夢にはなってくるんですけど、最終的にはモデル事務所やサロンの立ち上げを貧しい国で行いたいっていう夢があるんです。事業を立ち上げて、ボランティアではなく、働く仕組みを作っていきたいなと思っているんです。それを私1人でやるとなると規模が限られてくると思うんです。小さな村一つだったりとか。そうではなくてこのモデル事業を世界に展開して、そのモデルの子たちが自分の国を豊かにする事業を始める。その伴走を会社として行っていくっていうところがうちの会社の最終的な展望です。幸せの輪を広げて、それを全国や最終的には全世界につなげていくっていう壮大な夢ですよね。」

 

とても大きな展望を語った前田社長の目がキラキラと輝きとても楽しそうに見えた。きっとこの方なら達成されるのではないかと感じる。

 

世界を見つめて幸せの輪を広げていこうと試みる株式会社フェライズ。前田社長と今井さんに座右の銘を尋ねてみた。前田社長は

 

「”一期一会”です。一つ一つのご縁を大切にしたいです。なので関わるすべての人たちの幸せを願っています。この座右の銘は中学の頃から変わらないです。」

 

と前田社長が話してくれた。今井さんは

 

「”意地と我慢は男の美学”です。前田社長とは対照的ではあるんですが、これからも前田社長のやりたい事を叶えるために頑張りますよ。

 

それぞれ言い澱む事なく回答をしてくださった。確かな志を胸に今日も突き進む株式会社フェライズは、今日この時も、誰かの幸せを実現しているのかもしれない。その幸せの輪がいつか世界を巡ることを、筆者は夢見ている。

 

 

 

 

 

株式会社フェライズ

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