世界に一つだけのウェディングフォトを残せる「NINA Primary Pictures」を訪ねてみた。

 

 

TOM
サラ、ウェディングフォトってやっぱり憧れるものなの?
SARA
もちろん憧れるよ!急にどうしたの?トムまさか結婚するの?
TOM
その・・・サラのウェディングドレス姿が見てみたくて・・・
SARA
・・・あなたにはまだ早いわね・・・

 

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瑞穂市にある「NINA Primary Pictures」をご存知だろうか。
お客様一組一組と向き合って寄り添うをモットーとして、ウェディングフォトや前撮り、ロケーション撮影を展開する、ブライダル専門の写真スタジオだ。今回は、株式会社ニーナプライマリーピクチャーズの代表取締役の苅谷 直樹(かりや なおき)さんにお話をうかがった。

 

今回のツムギポイント!
  1. ブライダルフォトグラファーへ転身したきっかけ
  2. 独学からウェディングフォトアワード金賞受賞へ!
  3. 新郎新婦の想いを原色で彩る写真を
  4. トレンドと技術の融合!時代と共に進化するウェディングフォト
  5. 世界に一つだけのウェディングフォトを残す

 

①ブライダルフォトグラファーへ転身したきっかけ

 

 

苅谷さんは、各務原市出身のブライダルフォトグラファーである。もともと実家の家業がブライダルに携わっていたこともあり、自身もブライダルプロデュース業を行っていた。

 

「ブライダルプロデュースをする中で写真と出会い、その面白さに惹きこまれました。それまでは写真を撮ることはもちろん、カメラに触れることもありませんでした。自分の好奇心に身をゆだねて、フォトスタジオの門をたたき、カメラマンを目指したのがきっかけです。」

 

苅谷さんが29歳のときのことだった。学校には通わず、フォトスタジオで学びながら独学で修行を重ねた。その後、フリーランスとして独立を果たした。苅谷さんの思い立ってからの行動力と、内に秘めた写真への情熱が感じられる。

 

「ウェディングは、人生の大事なイベントの一つです。皆さんが笑顔で、喜びの感情を分かち合って、祝福し合う場であるところが魅力です。お客様の人生の大切なイベントに立ち会えるからこそ、カメラマンとして想いが伝わる写真を残したいと思っています。」

 

人生の大切なイベントの写真を残すという大役を担うからこそ、お客様から感謝の言葉をいただけるという。ブライダルフォトグラファーは、感謝されつつ大切な日に立ち会える素敵な仕事なのだ。

 

 

②独学からウェディングフォトアワード金賞受賞へ!

 

 

フリーランス時代は、主に結婚式場と提携して、式場で催される結婚式のスナップ写真などを撮影していた。スナップ写真は一瞬一瞬が勝負で、大切なシーンを撮り逃さないようにする必要があるそうだ。

 

「急にパッと暗転して、スポットがパンっと当たったりするので、それに合わせて瞬時に立ち回る必要があります。その都度、カメラの機材や撮影モードを変えながら、新郎新婦の一瞬の表情を撮るので、緊張感はありますが、逆に言うと、そこが腕の見せどころです。」

 

やり直しが効かない中での仕事だからこそ、その分ブライダルならではの面白さとやりがいがあるのだ。当時は駆け出しだったこともあり、名前を売り出すためにコンテストに応募していた。そんな苅谷さんは、ウェディングフォトアワードで金賞を受賞した経歴を持つ。

 

独学から始めて、国内最大規模のコンテストで金賞を受賞するまで登りつめた苅谷さん。カメラマンという仕事は、努力だけで良い写真が撮れるのだろうか?

 

「写真の黄金比率、レンズの特性を把握すれば、おのずと画角が落ち着きます。一方で、ポージングや細かい部分への気づきなど、センスが必要な部分もあるので、努力とセンスのバランスが大切だと思います。ただ、最低限の技術や知識を学べば、良い写真を撮ることはできますよ。」

 

プロのカメラマンは、写真の撮影技術の高さはもちろん、撮影するお客様の表情も大切なので、そのための楽しい雰囲気作りも工夫している。お客様と空間から写真を創り上げるからこそ、金賞受賞につながったのだろう。フリーランスで活動するたくましさが伝わってくる。

 

 

③新郎新婦の想いを原色で彩る写真を

 

 

フリーランスで活躍していた苅谷さんだが、不安がなかった訳ではない。

 

「フリーランスは、式場の経営状況によって仕事が左右されるため、そこが不安でした。極端な話、式場が倒産すれば仕事がゼロになるわけですから、そういう状況を何とかしたかった。それが理由で、自分でフォトスタジオを立ち上げることを決断しました。」

 

『NINA Primary Pictures(ニーナプライマリーピクチャーズ)』での、ブライダル撮影は1日1組のみだ。スタジオ内のスペースの問題もあり、他のお客様を入れられないというが、ある意味、貸切撮影という特別感も味わえる。

 

ひと昔前の結婚式では合同撮影が当たり前で、他の人がいる中で順番で撮影するイメージがあったが、ニーナプライマリーピクチャーズのように完全1組で撮影してもらえると、撮られる側は嬉しいものである。

 

苅谷さんは、『ニーナプライマリーピクチャーズ』という名前の『プライマリー』に特に想いをこめているという。

 

「プライマリーは、『元の』や『初期の』という意味ですが、私は『原色』をイメージして名付けました。元になる色で組み合わせると違う色になる。新郎新婦の表情や想いを組み合わせて、お客様オリジナルの色を写真で表現したいという想いです。」

 

主役はあくまでお客様。素敵な素材を組み合わせて、想いを写真に残すのが、ニーナプライマリーピクチャーズの仕事なのだ。

 

ニーナプライマリーピクチャーズを利用するお客様は、フォトウェディングや結婚式の前撮りが目的だ。そのため、コロナ禍では写真だけは撮っておこうという方が多く、お客様が増えたという。

 

基本的にウェディングフォトがメインだが、過去に撮影したお客様から、出産や七五三など、各イベントでの家族写真撮影の依頼があれば、柔軟に対応している。まさに、プライマリーの想いがこめられたお客様視点のアフターフォローサービスである。

 

 

 

 

④トレンドと技術の融合!時代と共に進化するウェディングフォト

 

 

ウェディングという大切な節目での想い。新郎新婦のリアルな表情を組み合わせて、確かな技術で彩り写真に残す。そんなニーナプライマリーピクチャーズの強みに迫った。

 

「写真はどこにも負けない自信があります。常にお客様が何を求めているかを考えながら撮っています。あとは、トレンドです。ブライダルにも流行があり、その時々で変化するので、トレンドを逃さないように常にアンテナを張っています。」

 

例えば、新郎新婦お互いの衣装を、全身黒で統一するブラックコーデが流行ったり、以前主流だったドライフラワーを敷き詰める装飾から、シンプルでおしゃれを意識したものがトレンドになったりと、時代とともに変化している。

 

苅谷さんの腕に、最新のトレンドを掛け合わせていくという究極のスタイルである。自身の経験に甘んじることなく、時代の変化に対応する柔軟な姿から、信頼が感じられる。

 

この他に、『和装・洋装ロケーション』というサービスも展開している。スタジオを飛び出して、あらかじめ探し出した撮影スポットで、写真を撮るサービスだ。どの場所もブライダル写真に合ったおしゃれな場所で、社長自ら下見して穴場スポットを探し出すほどのこだわりがある。

 

桜と紅葉の時期は特に人気で、ロケ地で衣装替えやヘアメイク、着付けまで全て行うため、お客様にとっては至れり尽くせりのサービスだ。ヘアメイクなどは専門の方と契約しており、撮影当日はスタッフ4人とお客様で現地撮影を行う。

 

「お客様によっては、両家のご家族や親戚の方が来て、大所帯となるときもあります。そのときは、ご家族や親戚も撮ってほしいとの希望があるので、せっかくの機会なので撮影しています。」

 

ウェディングを機会に、普段味わえない素敵な場所で、ご家族との思い出の写真も残せる。写真を通じて、家族とのかけがえのない体験と思い出を作ることができるのだ。これも、ニーナプライマリーピクチャーズの強みの一つである。

 

 

 

 

⑤世界に一つだけのウェディングフォトを残す

 

 

オリジナルの強みを持つニーナプライマリーピクチャーズだが、最近は競合他社が増えていることを懸念している。岐阜県内というよりは名古屋に増えていて、お客様は名古屋という地名だけで、おしゃれに撮ってくれるイメージを持っているという。

 

「名古屋まで行かなくても、うちでおしゃれな写真を撮れるというのを推していきたいです。」

 

その一方で、まだSNSを使いこなせていないため、十分な宣伝活動ができていないことが課題だという。そんな中、苅谷さんは時代の変化に対応すべく、インスタグラムなどにも取り組んでいるという。まずはやってみるという起業家精神が、これまでの実績を物語っている。

 

そんな苅谷さんが一貫している想いは、『好きなことを楽しんで生きていきたい』である。その想いを胸に今後の展望を口にした。

 

「これまで通り、お客様一組一組と向き合って寄り添いたいと思っているので、ニーナプライマリーピクチャーズの急拡大は考えていません。それよりも、お客様の要望に応えていくことに注力します。これからも楽しみながら仕事をしたいというのが率直な想いです。」

 

お客様に寄り添いながら、それぞれの想いや表情を彩ったオンリーワンの写真を残す。急拡大より質を重視するのが、ニーナプライマリーピクチャーズのスタンスである。

 

ウェディングというあなたの大切な瞬間を、世界に一つだけの写真に残してみてはいかがだろう?ウェディングフォトや前撮り撮影をしたい方、ロケーション撮影に興味がある方は、是非ニーナプライマリーピクチャーズへ。二人の希望に寄り添い、オンリーワンの写真にするお手伝いをしてくれるだろう。この機会に思い出づくりの第一歩を踏み出してみよう。

 

 

 

 

NINA Primary Pictures(ニーナ プライマリー ピクチャーズ)

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