この記事は約4分で読めます。
瑞穂市にある「ホワイトエッセンス吉田歯科医院」をご存知だろうか。
業界では珍しいフランチャイズに加盟している歯科医院だ。今回は院長の吉田 浩二郎(よしだ こうじろう)さんにお話を伺った。
- フランチャイズ加盟の経緯
- ホワイトニングに力を入れる理由
- スタッフが活躍できる職場づくり
- 今後のビジョン
①フランチャイズ加盟の経緯
歯科医師になった経緯を尋ねてみた。
「父親は医師で母親は看護師で医療に従事している両親の下で育ったもので、いつか自分も同じように医師になるって思っていたんですよ。」
ご両親が医療従事者としてお仕事をされており、影響を受けご自身も医療関係に進むつもりだったのだと話してくれた。
「20年ほど前の話なんですが、学生時代に早く社会に出ていろんな経験を積んだ方が良いというアドバイスをいただいたんです。そんな時、これから高齢化社会になって食事を取るのに困る人たちがいっぱい出てくるから歯の健康を守る歯医者さんは大事になってくるというお話を聞いたんです。その言葉に共感して”全身と歯の架け橋”ができればいいなという想いになってこの道を選びました。」
当時の先生方の言葉に共感して歯科医師への道に進むことを決心されたのだと話してくれた。
ホワイトエッセンスは全国に多くの加盟店を持つ大手フランチャイズチェーンである。開業とフランチャイズ加盟した経緯を尋ねてみた。
「最初は岐阜大学の口腔外科に勤めて学んでいました。舌や頬などのガンを手術するという外科系のお仕事が多かったんです。そこで私は悪いところを取るよりも、その後、取ったところを元に戻すなど元の生活に戻れるようにというマイナスをゼロにすることに興味があったんです。歯科医師として、悪くなった歯を削ったりしますよね、それを治療して元に戻すのはもちろんですが、何か患者様にプラスαでできないかなと考えたんです。それでホワイトエッセンスに出会って、ホワイトエッセンスの”お口から笑顔を作っていく”というビジョンに感銘を受けて、瑞穂市に開業してフランチャイズ加盟しました。」
吉田さんは「お口から笑顔を作っていく」というホワイトエッセンスのビジョンに共感し、開業することを選んだ事を話してくれた。最初の勤め先で吉田さんに芽生えた想いと、ホワイトエッセンスのビジョンが一致したのだという、非常に素敵なお話を聞かせていただいた。
②ホワイトニングに力を入れる理由
ホワイトニングに力を入れる理由を尋ねてみた。
「歯医者は怖い痛いっていうイメージが強いですよね。それを何とかプラスにできないかなと思っていたんです。逆にそれがワクワク楽しくなるような場所だったりとか、人生のライフサイクルの中に組み込んでいけるようなイメージにしたかったんです。」
吉田さんは歯医者の「怖い・痛い」というイメージを変えたいという想いがあるのだという。
「ホワイトニングがそのイメージに1番近いんです。悪いところを取るというよりは、良い状態を保つためのメンテナンスに来るみたいな感じです。」
白く美しい歯を提供するホワイトニングに力を入れて、通院するのが楽しみになる歯科医院を目指していると話してくれた。お客様に良い体験を提供してイメージを変えていく、吉田さんの考える「メンテナンスのために行く歯医者」が普及するのは時間の問題かもしれない。是非実現してほしい。
③スタッフが活躍できる職場づくり
院内のスタッフの働く環境について尋ねてみた。
「当院では歯科衛生士のみんなにお客さんを笑顔にしていくというお仕事で活躍してもらっています。一般的に歯科衛生士さんというのは歯医者さんの補助役なんです。彼女たちが働く場所というか、輝ける場所を提供したいというのもあって独自的に取り入れました。」
吉田さんは歯科衛生士の活躍の場を提供したいと考え実現したのだという。
具体的にどのようなお仕事をしているのか聞いてみた。
「もちろんアシスタント業務もするんですけど、ホワイトニングで歯を白くしたりとか、クリーニングで汚れを取ってメンテナンスをするとか、あとエステみたいなマッサージなどのサービスなどを行なってくれています。」
ホワイトニングや口周りケアなど患者さんと直接関わる役割を担って貰っていると話してくれた。
「メインは接客に近いと感じています、美容師さんみたいな感じですね。指名できるので、この歯科衛生士にメンテナンスしてほしいみたいな感じもあるんです。患者様の中には私に会わずに歯のメンテナンスをしてお帰りになる方もいらっしゃるんです。」
接客業のように指名が入るような形態になっているのだと話してくれた。素晴らしいお話を聞かせていただいた。
既にスタッフ一人ひとりが活躍する場として形になっている。同じ歯科衛生士でも、他の医院とではやりがいが格段にあるに違いない。この理想的な働く環境が生まれたのは、スタッフ想いの吉田さんが院長だからこそなのだ。
④今後のビジョン
今後の展望を尋ねてみた。
「口の周りのことはトータルでケアをしたい。例えば入れ歯が必要な方が歯医者へ通えなくなった時でも必要な時にサポートできるような体制を整えておきたいというのはあります。」
理想の歯科医院として、患者さんの人生のさまざまな場面でサポートできる体制を整えたいと話してくれた。
「フランチャイズは制限があってなかなか難しいって言われるんですけど、最後まで綺麗で居たいっていう方もいらっしゃるので、今までお世話になってきたお客様が万が一来れなくなった場合でもこちらから出向いていって何かできるようにするというのは将来の目標です。」
訪問診療の拡充を視野に入れていると話してくれた。これまで院内で行っていたホワイトニングやクリーニングも、訪問診療の一環として提供できれば理想だという。ずっと患者さんの思いに応えられる存在になりたいという、吉田先生の患者への熱い想いが感じられるお話だった。
今回のインタビューを通して、吉田さんの患者さんやスタッフに対する熱い想いが垣間見えた。ホワイトエッセンス吉田歯科医院が今後どのように発展していくのか目が離せない。